くるま部

KANGOO “DOMINISTYLE”
⑤今度はSTYLISHに…泊まる!?

“ ビジネスホテルでオートキャンプ ”。

『DOMINISTYLE くるま部』のそんな計画を実現するメインアイテムのひとつ、
それが、“ルーフテント”です。

「クルマの屋根の上にも、大人の隠れ家を作りたい!」

そんな私達の声に、
Stile アゲさんはどんな形で応えてくれたのでしょうか?

『 KANGOO “DOMINISTYLE” 』

今回はルーフテントについて
アゲさんに語っていただきました。






DOMINISTYLE くるま部の要望である、
「大人の秘密基地」づくり。

いや〜、男の子って、
「基地」って言葉に弱いです。

さて、具体的にどんなテントにするか、ですが、
メーカーは今回は最初から決めていました。

世界で初めてルーフテントを発明したZIFER ITALIA(ジフェルイタリア)という会社が作る、「AUTOHOME(オートホーム)」ブランドの製品です。

もう60年以上も前からの会社で、製品の信頼性もばっちり。
Stileとして初めてのルーフテントは、安心でなくちゃいけません。

そこで僕もすべて勉強のつもりで
日本総代理店であるZIFER JAPAN(ジファージャパン)さんに
連絡を取りました。

一言でルーフテントといっても、
いろんな形があります。
真四角になるタイプや、家のような形などなど。
しかし、常日頃からDOMINISTYLE くるま部の好みを聞いている僕としては、

・一人でも簡単に展開できて片付けられること。
・使い勝手がいいこと。
・快適なこと。

そして、クルマ屋として、

・格好いいこと。
・強度がしっかりしていること
・何より走行性を妨げないこと。

これが最低限のポイントです。
KANGOOなら、大きく分けて、四角型と三角型があるんですが、
担当してくださった営業の方からは、
僕の話をじっくり聞いた上で、
三角型をおすすめしてくださいました。

理由は2つ。
1つは、展開した時に、最大高が高いこと。
四角型は、座るしかできませんが、
三角形なら、僕は立ち上がれます。
着替えもしやすいし、気分的にも開放感があります。
立ち上がったらより視線も高くなるし、
少しでも星に近づけるし…。

もうひとつは、
一人でも片付けられること。

なるほど、
プロって、最適解を一発で出してくれる…
今回も勉強になります。

個人的には、サイズとしては横幅が広い方が良かったのですが、
安定性を考えて、
最終的に、写真のようなテントを選びました。

AUTOHOMEブランドの中で「COLOMBUS」と名付けられたテントです。

さて、クルマ屋としての仕事は、これからです。

テントは約70kg。
これをKANGOOの屋根の上にあげて、
ネジ止めするのですが…。

屋根の両脇に、前から後ろにかけて付いているルーフバー。
これに横の柱を固定して、
その横の柱にテントを設置。
標準金具だと、テント側にボルトが固定されていて、
横柱につけた金具越しにナットを締めるだけ。
狭いですが、工具があればわけない仕事です。

出ました〜、フランス車。

このKANGOO、
標準金具だとサイズに合いません。
専用金具を購入しての作業になります。

狭い場所…
ナビの記憶が…

専用金具の最大の難所、
それは、
テント側のボルトが固定されていないことです。

言葉だとわかりにくいかもしれませんが、
固定されていないボルトに、ナットをつける作業、
これほど難敵はないんです。
理由は簡単。
ナットを回すと、ボルトも一緒に回るので、
一生締められません。

どうやったか?

この仕事を担当したのは、
当社の伊藤工場長です。

「最初にナットをかける作業は手でしかできないので、
 屋根とテントの隙間の狭いところに手を入れて、
 ゆっくりゆっくり、ボルトが回らないように、
 ひたすらナットを少しづつ少しづつ回していきました。
 だいたい締まればようやく道具が使えるのですが、
 手と指から始まり、肩、首の筋までおかしくなりそうでした。

 しかも、Stileが考える最高に格好いい位置にするため、
 仮止めと微調整を屋根の上で繰り返しての作業。
 重さ70kg。

 KANGOO、いろいろ僕らに試練を与えてくれます(笑」

そんなことを言いつつ、伊藤工場長、
なんだかんだと、バッチリ仕上げてくれました。

テント収納時には、
前部が斜めになっているので、
空気抵抗も受けにくくなっています。
僕が考える「楽しく走る」ために重要な要素です。
また、見た目もフロントからのラインを引き継いだデザインになるので、
格好よいでしょう。



僕が立ち上がるとこんな感じ。



内部もいいですよ。

枕元には小物入れ。ドーミーイン仕様?
収納時に壁面部分が真ん中に集まりやすいようにする紐。
横からでも出入りOK。
少しづつ階段を降りながら収納。
後部から降りながら紐をひっぱるだけで収納できる簡単さ…

かゆいところに手が届く、
まるでどこかのビジネスホテルのようです(笑。

眺めもいい。
これ、ほんと基地ですね!

ロゴも入りました!



今回の問題解決パートナー
★ジファージャパン株式会社★

コロンブスさんのサイト、
ワクワクする写真がいっぱいで、
見てるだけで楽しいですよ。
https://ziferjapan.com/index.html




『 KANGOO “DOMINISTYLE” 』

次回、ついにアゲさんが仕上げを…







KANGOO “DOMINISTYLE” シリーズ

ホテルでオートキャンプだって!?

① まずはナビから!

② エンジンそのままでパワーアップ!

③ 安全に”STYLISH”に曲がる「足まわり」

④快適に、そして “STYLISH”に…「止まる」!?

⑤今度はSTYLISHに…泊まる!?

⑥STYLISHにメイクアップ!?



著者名:

DOMINISTYLEの活動を楽しんでいただくために、様々な活動を行っています。サウナビギナーで、最近、ウィスキングに興味津々。