釣り部

DOMINISTYLE くるま部、
海へ行く。
<1日目>

慌ただしい2022年も夏の繁忙期をすぎ、
ようやく一息つけるようになった秋口。

日頃から、
「しっかり働いて、しっかり休もう」という掛け声の中、
まずは自分たちが率先して有給を使うことで、
仲間も休みやすくなれば…
そんな思いというか、企画というか、流れで、
ドーミーインのマネジメント職の人々が、
旅に出かけることに。

そしてDOMINISTYLE くるま部のメンバーの恒例行事に、
ご一緒させていただくことになったのです。
そのメンバーはこちら!

ドーミーインのお風呂を作り続ける、
大工さんチーム

大工さんチームの棟梁、マツさん。


そんな大工さんチームが敬愛し、
DOMINISTYLE くるま部でも大変お世話になっている
アゲさん。車のチューニングファクトリー「Stile」の代表の方です。

DOMINISTYLE くるま部のスーパーメカニック、アゲさん。


実は大工さんチームも、アゲさんも
DOMINISTYLE くるま部ですが大の釣り好きで、
今回の旅の目的も「釣り」。

サーキットじゃなく、
道のない海!
行き先は、大工さんチームがもう10年ほど前から通う、
長崎県の対馬です。
10月の初旬、
総勢13名で、2泊3日で行ってきました。
(ちなみにドーミーインマネジメントチームは、ほとんどが釣りの未経験者なのでした…)

対馬というところ、
大工さんチームのデザイナー“カワさん”が作ってくださった“旅のしおり”を拝借して、
少しご説明いたします。

大工さんチームのデザイナー、“カワさん”。デザイン、釣り…三線の演奏もできます。


対馬は長崎県に属していて、
九州と韓国のほぼ中間地点。
空港や街中にも韓国語をたくさん見かける、そんな場所です。


で、大工さんチームが対馬に惹かれる理由はいろいろあるのですが、
釣りでいえばこの3つがポイントです。

対馬海流や島の地形の影響で、
豊富な魚種や安定した海水温を保っていて、
春夏秋冬、すべての季節で釣りが楽しめるから。

日本一長い海岸線長を持つ複雑なリアス式海岸が起伏に富んだ地形を生み出し、たとえ強風でも、山陰に隠れることでうねりを避けながら釣りができます。島全体が全天候型のフィールドとも言えます。大物を狙える外海、外海の影響を受けにくい内海と、両方が楽しめます。

長崎県は魚種数では全国1位を誇り、対馬はその一角を担っています。様々な魚を知って、釣って、食べる。五感で魚を楽しむことができます。

…と、そんな大工さんチームが愛してやまない対馬、
実際はどんなところなんでしょうか?
果たして初心者どころか釣り竿を持ったこと無いメンバーもいる中、
どんな釣り行になるのでしょうか…?



<1日目>

東京、福岡、大分、熊本などなど
相変わらず全国いろんなところにいるDOMINISTA。
例によって対馬現地集合。



対馬空港へ着くなり、何やらじゃんけんで盛り上がる
マネージメントメンバー。
このノリ、30年前からぜんぜん変わっていないそうです…。


レンタカーを借りて、
釣り道具店、スーパーで買い出しをして、
船宿へ到着。

その名も
『民宿 釣りの家』
公式ホームページ

旅のしおりから。


広さが異なる部屋が10数室。
基本は和室ですが、
2011年に改築をされたとのことで、
とっても清潔感があります。
お風呂、シャワー室、トイレは共同です。

18時の夕食までおのおの部屋で過ごすのですが…
アゲさん…

「とりあえず赤ワインが好きです」


大工さんチームのみなさんは
メンバー全員の明日の仕掛けをせっせと準備してくださっています。
参加メンバーというより、
宿の人…


そんな中、
「ここのおやっさんじゃないとダメなんだよ」
というのは、棟梁マツさん。

「オレ達釣りが好きでね、
デザイナーのカワと一緒にこの対馬を初めて訪れたのは10年ほど前かなぁ。

その時は、別の渡し屋さん(釣船)にお願いしたんです。
で、けっこういろんな魚が釣れて、
“対馬って、景色もいいし、気持ちいいよな〜”となって。 
その次の年も来て、
知り合いに、初めてこの“釣りの家”を紹介してもらったんです。
その時は船だけ出してもらって、泊まらかなったんですけど、
ここのおやっさんがなんだか気に入って、
翌年からは、
船も宿もずっとここです。
な?カワ。」

「僕もオヤジさんが大好きです。外海も内海も連れて行ってもらえるし、
女将さんや若女将が作ってくださる料理も美味しいし、
バーベキューもしてもらえるし、オヤジさんは優しいし。」

そんな大工さんチームのお二人が大好きな“おやっさん”、
それが「釣りの家」のオーナーであり、
船長でもある、この方、
神宮 安實(しんぐ やすみ)さん。

マツさん、カワさんにはずっと気に入って使ってもらってて嬉しいですよ。
このチームはね、
なんていうか…、
印象がいいっていうか、
息が合ってるというか…、
何より運がいい。
ウチに来るお客様の中には、釣れない人もいるんだけど、
マツさん、カワさんや仲間は、毎回たくさん釣ってる。
もちろん船長である私が頑張らないといけないんですけど…
それでもあるんですよ。相性っていうんですかね。

今回は、いつもよりも随分と人数が多いから、
みな釣れるかちょっと心配だな〜(笑。

神宮さん。いま75歳。
ここ対馬で生まれ、中学卒業後に、
お父様のイカ釣り漁船で約10年。
そのあと北海道で遠洋漁業を志すも、
お父様からは「そこまでせんでもいいじゃないか」と言われて方向転換。
漁業の閑散期に季節労働者として、
お兄様のご紹介で、群馬の精錬所へ働きに。
契約が切れた半年後に対馬へ戻り、
船を借りて瀬渡し(船釣)を始められたそうです。
お父様はイカ釣り船を降りて、民宿経営へ。
ちょうどバブルの真っ盛りで、
「ずいぶん調子良かった」とのこと。
やがてバブルが崩壊する頃、
韓国からのお客様が増え、
週末には50名にもなるお客様がご宿泊されていたそうです。

神宮さんは貸し船や船頭の傍ら、
友人とタクシー会社も経営しつつ(運転も)、
内海用の自分の船を買い足して、
最盛期には5隻の船を所有されていたそうです。

そして10年ほどでタクシーを降り、
念願の外海用の“プラスチック船(FRP製)”を購入。
釣船業と民宿業に専念して、今に至ります。

神宮さんご家族が経営するこの「釣りの家」では、
女将さんである奥様、そして若女将であるお嬢様が中心となって
食事や部屋づくりをされています。

魚介三昧!


初日の夜は、
神宮さん、マツさんが1年の時を感じさせないかけあいで、
お酒も進みます。

神宮さん、マツさん。
それぞれのFANとFUN。
マツさんが対馬を大好きな理由…
それはオールシーズンでもオールウエザーでもオールフィッシュだけじゃないんだろうなぁ…

「おやっさん、最高だよ!」
「マツさん、今年もいっぱい釣ってよ!」




明日からの釣り行、
いまから楽しみです。

アゲさん、今回はクルマじゃなくて船ですよ!

「おやっさん、僕も大好き!対馬2回目ですけど、明日のためにしっかり飲みますよ〜」



2日目に続く…

著者名:

DOMINISTYLEの活動を楽しんでいただくために、様々な活動を行っています。サウナビギナーで、最近、ウィスキングに興味津々。