くるま部

TCR Japanは後半戦へ!
<前編>
〜チームの律動って?〜

DOMINISTYLE くるま部が応援している
チーム『M-PROTOTYPING Team STILE CORSE』。
参戦するTCR Japan Seriesは前半の3戦を終えて、
大蔵選手はSundayシリーズではブロンズクラス3位に!

そして11/14(土)、15(日)、
TCR 4戦目となる、
「TCR Japan Series 2020 Round 4 AUTOPOLIS」に出場しました。

場所は大分県のオートポリス。
大蔵選手率いるチームは、
11日の水曜日に現地入りし、調整と練習をくり返し、
14(土)のSaturdayシリーズ予選、Sundayシリーズ予選、そしてSaturday決勝、
15(日)のSundayシリーズ決勝へ。

実はこのオートポリスというコースは、
ピットから出る時に、日本で唯一、
右ではなく、左に出て行くイレギュラーな設計。

手前がピットロード。一見、まるで逆周りのようです。

初めてオートポリスを走る大蔵選手も、
「なかなか違和感ありますね〜」といいつつ、
予選当日の朝、
「やっとコース覚えました(笑 」という状況でした。

その印象は…
「コース幅が狭くて、なかなか抜けない。
高速コーナーが続き、直線が少ないので、一息着くところがありません。
自分でリズムを作って、そのリズムで1周1周を走っていくことが必要で、
たとえば1つのコーナーでミスをして、0.4秒遅れたとすると、
リズムが崩れ、それがメンタル的に最終コーナーまで引きずってしまいます。
たとえばもてぎのコースだと、
コーナーの後に少しだけですが短い直線があったりするので、
そこで気持ちも立て直しできる。
このオートポリスでは、そうはいかず、しかも速度は早くて、
高低差も大きいので、タイヤへの負担もなかなかで…。
そういう意味で緊張感がずっと続く“しびれる”レースになります。
もちろん、今まであまりうまくいっていなかったスタートを、“ちゃんとすること”です(笑。」


「これはどこのチームでも同じことですが、
右の高速コーナーが多く、
フロント駆動のマシンは、左前タイヤに大きな負担がかかります。
そういうことを総合的に言うと、フリー走行で作り上げた自分のリズムを保って、
左前のタイヤをマネジメントしていく、
それがこのTCR第4戦の戦い方のポイントのひとつです。」

そんな大蔵選手をサポートするチームも、いよいよ4戦目。
アゲマツ監督は、
「大蔵さんは、“安全”を最優先するドライバーで、
現地入りしてから、Saturday、Sundayの決勝に持っていくまでの作り方は、慎重です。
徐々に、そして着実に上げていく。
4戦目にきて、我々チームのクルマづくりも、
そんな大蔵さんのリズムにうまく合わせていけるようになってきました。」



11月14日(土)
Saturday Series 予選 9:05~9:20 6位
Sunday Series 予選 9:35~9:50 6位






『TCR Japan Series 2020 Round 4 AUTOPOLIS』

#73 大蔵峰樹選手

〜Saturday シリーズ〜

#73
総合 6位
ブロンズクラス 4位

12 Lap 24’03.247
Best lap  1’58.376



〜Sundayシリーズ〜

#73
総合 5位
ブロンズクラス 4位

14 2ap 24’06.557
Best lap  1’58.525

「今回、ブロンズクラスの中でも速い集団について周回できるようになったことは、大きな成果です。しかも、スタートも上手くいきました!」と大蔵選手。



チーム『M-PROTOTYPING Team STILE CORSE』。

スタッフ同士が初顔合わせであることは、
レースの世界ではよくあることだそうです。
今回の大蔵選手のチームも、そう。

しかし、同じ目標に向けてお互いにコミュニケーションを取り、
相手を知り、自分を知ってもらうことも技術のひとつ…。


「結果はもちろんですが、何より仕事を楽しんでこそ!
 そのためには職場づくりも大切です!」

そう話すアゲマツ監督に、
ドーミーインは共感します。



Sunday Seriesの動画はこちら




TCR Japanは後半戦へ!
<後編>
〜エンジニアの素養って?〜



TCR Japan Series 2020 前半戦の模様はこちら

Round 3 OKAYAMA

Round 2 MOTEGI

Round 1 SUGO

著者名:

DOMINISTYLEの活動を楽しんでいただくために、様々な活動を行っています。サウナビギナーで、最近、ウィスキングに興味津々。