くるま部

“旅する”KANGOO DOMINISTYLE!
②それは御殿場・ファミリーキャビンから始まった!



あらためて、KANGOOカスタマイズのために“再集結”した
「大工さんチーム」のメインメンバーをご紹介します。

“棟梁”こと、大工さんチームの親方であるマツさん。たとえ人が気にしないような部分でも、木目にまでこだわります。
デザイナーのカワさん。図面、仕様決め、加工、取り付け…全部やります。
ドーミーインの家具職人、ヤッさん。
大工のコジさん。趣味は「古いアメリカ車を購入して、手を入れて復活させて販売するという、大工か車屋、どちらが本業かわからないです(笑」とのことです。
同じく大工のヨコさん。コジさんが信頼する仕事仲間で、関西在住の二人のやりとりは時折お笑いコンビのようです。


さて、この5人のプロ集団。実はこの “ビジネスホテルでオートキャンプ ” プロジェクトのスタートである、ドーミーインEXPRESS富士山御殿場を作ったメンバーであり、お客様にも人気のファミリーキャビンルームを作った人達なんです。

休憩中、ドーミーインEXPRESS富士山御殿場の現場を振り返ります。


「あの現場はキツかったなぁ…。」とコジさん。

「みんなの“戦い”でしたもんね」とカワさん。

少し時間を戻して、以前、富士山御殿場でカワさんが解説してくれた“戦い”をご説明します。


戦いとはズバリ、スペースの取り合いです。
 
限られたスペースの中で、
『1ミリでもお客様空間を広く』『便利さ』『安全性』を高めていくドーミーインなんですけど、
この富士山御殿場では、ファミリーキャビンと言われるドーミーイン初の機能を含めて、さまざまな新しい取り組みが盛り込まれています。まさに未来のドーミーインにつながるもので溢れてまして。通常は数センチの中で、配管や建具を収めていくんですが、ここでは“ミリの領域”、いわば“ゼロスペース”の世界でコジさんやヨコさん、ヤッさんと格闘しました」

これはキャビンの中にある排気口。既存の配管部品では場所を取るので、居住スペースを確保するために、排気口からつながるダクトもすべてオリジナルで作ったとのこと。
当時の排気口とオリジナルダクトの図面です。
左右のキャビン上段に上がる階段もまた、ミリの戦いの結果に生まれたそうです。
2022年。オープン当時のファミリーキャビン。


こうした経験を積み、ドーミーインの進化とともに、プロフェッショナル軍団もまた進化を遂げたのでした。

今回のKANGOO DOMINISTYLEプロジェクトで再集結した“御殿場”メンバーですが、このドーミーインEXPRESS富士山御殿場での経験が最大限に発揮されるとは…、そしてさらなる試練が訪れるとは、誰にも予想できませんでした…



次号へ続く…

“旅する”KANGOO DOMINISTYLE!
③材料は御殿場・ファミリーキャビンの端材を!?





著者名:

DOMINISTYLEの活動を楽しんでいただくために、様々な活動を行っています。サウナビギナーで、最近、ウィスキングに興味津々。