くるま部

DOMINISTYLE くるま部、
海へ行く。
<最終日>

DOMINISTYLE くるま部 海へ行く。<2日目>はこちら。

さて、
DOMINISTAの有給取得を率先するという目的を兼ねた、
DOMINISTYLE くるま部の旅も
あっという間に最終日。

シンプルなんですが、一品一品をじっくり噛みしめる美味しさが、ここ「釣りの家」にはあります。

今日も手作りの美味しい朝食をいただき、
午前中の釣り行へ!

2階から、カワさん達の準備を見守るマツさん、楽しそう〜。

前日よりも、少し風が収まっているとはいえ、
まだまだ海にはうねりが入っていますが…
「これなら行けるね。
 せっかく対馬に来たんだから、
 外海もチャレンジしてみるかい?」
という『釣りの家』の大将であり、船長でもある神宮(しんぐ)さん。

「私は酔うから内海だけど、おやっさん、みんなをぜひ連れて行ってくださいよ!」

ということで、
今日は2隻。

1隻目は「山ちゃん」号、昨日と同じ内海、
もう1隻は、神宮さん船長で外海へ。

外海チームは、アゲさんを筆頭に、私を含めて9名のメンバーが乗り込みました。

出港〜。

こんな大きな船を1人で離岸着岸させるって、
プロの手際は美しいなぁ、と見とれつつ…

さて、外海用に船には、
プロッター(GPS)、レーダー、魚群探知機がついています。
「航路はもちろん覚えてるんだけど、
 視界が悪い時もあるし、
 海底の具合を確認しながら操船してる。
 この船も船体は新艇で購入して、
 エンジンは都度載せ替えてきたね。
 最初は195馬力だったけど、いまは550馬力。
 エンジンの値段も高いよ!(笑」

確かに速いです。

景色はまた内海と違って、
荒々しいというか、
地球の歴史を感じるような地形で、
凄まじい迫力です。

さて、港から約30分ほどで、
最初のポイントにつきました。

結構うねっています。

風、うねり、潮流をみながら微調整をしていく神宮さん。

今日の釣りは
『タイラバ釣り』です。

餌ではなく、
「タイラバ」と呼ばれるルアーのような仕掛けで鯛を狙います。
ラバー(rubber=ゴム)がついた仕掛けで、
鯛を釣るから「タイラバ釣り」。

これがそのタイラバです。

釣りのイメージはこんな感じ。

ここ対馬の海は水深30mくらいで、
岩もある水底にタイラバを落として、
7〜10mくらいまで巻き上げながら、また落とす…の繰り返し。
30分ほどやってアタリがなければ、移動、を繰り返していきます。

基本的には、真下を狙うのがよいそうです。

海、けっこううねっています。

テンションあがる場面も!!!

移動で船が上下するのも「アトラクションみたいで楽しい!」というDOMINISTA!さすがです。

私、船の舳先(船首)で釣りしながら撮影してたら…
人生初の船酔いに…。
約30分くらい、ここで寝てたようです(爆睡)。

約2時間ほど釣りを楽しみ?、
帰港へ。

釣りに夢中でしたが、
うねりに耐えていたメンバー、
足腰ガタガタ、へろへろになってしまったようで…

それでもやっぱり楽しい!
外海チームで集合写真!

こうして「釣りの家」で集合し、
大工さんチームが片付けをしてくださる中、
自宅への魚の発送手配などをしたり、
シャワーを浴び、
12時ごろ、神宮家のみなさんに、
来年の再会を約束しながら帰路についたのでした。







最後に…このエピソードをお伝えしたく…


中学卒業して、
お父様のイカ釣り漁船に乗ったのが、
もう60年以上前という“おやっさん”。
海の仕事で得たものは、
やはり出会いだと仰っていました。

対馬の鯛釣りって、
テンヤ釣りという江戸時代からある伝統的な釣り方が有名で、
普通はエビを餌につけるんだけど、
ここではゴカイで釣ってたね。


この竿はね、大野英幸さんていう有名な竿師の方からいただいたテンヤの竿。
大野さんはもうお亡くなりになったんですけど、
お元気な頃は年に何度も来てくださってね。
釣りももちろん上手で、
朝6時から夜6時まで、みっちり釣りですよ。
私の鯛釣りの師匠で、
この人にいっぱい教えていただいた。
いろんなお客さんも連れてきていただいて、
もう感謝しかありません。
そうやって先輩から教えていただいたことをね、
マツさんのような気のいいお客さん達にまた伝えてね、
釣りがもっと好きになって、
対馬に来てくれたら、嬉しいなぁ。
手伝ってくれてる娘が
後を継ぐかどうかはわからんけど、
この“釣りの家”がお客さんの帰ってくる場所になればいいね。
まだまだ元気で働かなきゃ(笑

神宮さんの左側後方に、若女将(左・お嬢様)と女将(奥様)。



おやっさん、また来年お世話になります!
(もっと早く来たいけど)



DOMINISTYLE くるま部 海に行く。 つづく。

今回のポイントは、だいたいこのあたり。
とにかくリアス式海岸の絶景を楽しみながらの釣りは、ほんとに素晴らしかったです。



<1日目>はこちら。

<2日目>はこちら。




著者名:

DOMINISTYLEの活動を楽しんでいただくために、様々な活動を行っています。サウナビギナーで、最近、ウィスキングに興味津々。