ドーミーインめぐり

【実録】ドーミーいんこは見た!
〜New Typeのドーミーイン(後編)〜

ドーミーインと違うだけでなく、これまでのglobal cabinとも違うことに、うれしい驚きをおぼえたドーミーいんこ。夕飯は浜松餃子だ!と心に決めて、まず向かったのは大浴場。そこには、大風呂のほかに、ひとりで入る檜風呂とシルキー風呂があった。

「それぞれお湯の温度が違うぞ。こりゃ、全部に入らねば」 
浴槽いっぱいに張られたお湯に身体を沈める。ざっぱ〜ん。勢いよくお湯が溢れた。
「こりゃ、お湯と一緒に旅の疲れも流れ落ちたな」
(えへん、うまいこと言うだろ!)

 それぞれの浴槽を〝湯めぐり〟して、〝ざっぱ〜ん〟を楽しんだドーミーいんこ。その後はいったん街に繰り出して浜松名物に舌鼓。寝るまでの間はラウンジでのんびりした。足を投げ出し、サービスのドリンクを飲みながら。
(投げ出す足はどこにある?なんて言うな!)

 旅先の宿では、ほとんどの人は部屋でのんびりするだろう。ところが、ここはキャビンと言うこともあり、ラウンジでくつろいでいるお客様が少なくない。仕事だろうか、パソコンとにらめっこしている人。本や新聞を読んでいる人。小さな声で電話している人。いろいろだった。ドーミーいんこも、こっそり羽づくろい。「なんやかんや、自宅だな、こりゃ」

 自宅では寝るまでの間、リビングでのんびりするし、コンタクトレンズを外す時は部屋を出て洗面所へ行く。キャビンの部屋では他の人の気配がしないでもないけど、自宅なら当たり前のことだ。そんなことを思ったドーミーいんこ。ここにいながら、自宅にいるような感覚につつまれていた。

 さらに追い討ち、夜鳴きそば。
ここでは、ドーミーイン名物のそれではなく、カップ麺の〝ご麺なさい〟。自分でお湯を注いで食べる。

「これも自宅でいつもやってるのと同じだ」 
あれもこれもの自宅感覚に、どんんどん居心地が良くなってきたドーミーいんこであった。 

朝は朝で、自宅にいるような感覚を味わったドーミーいんこ。「早い時間から、いびきの大合唱が遠くで響いてた。これもまた愛嬌。自宅なら、こういうこともある」 
そう笑い飛ばせたのは、レストランでこんな話を聞いたからかもしれない。

「バイキングですので、終了間際に来て、食べたいものが並んでないと悲しいですよね。ですから、その日お泊まりのお客様の数と、レストランにいらっしゃったお客様の数を、頭の中で照らし合わせて、料理を補充しています。いついらっしゃっても、ちゃんと好きな料理が選べて、ちゃんとあたたかい状態でお召し上がりいただけるように」

 やっぱり自宅だ。寝坊しても、朝ごはんがちゃんとある。あたたかいものを、ちょうど良い量だけ、ちゃんと食べられる。 〝global cabin 浜松=自宅〟という自説を確信したドーミーいんこ。

「静岡デスティネーションキャンペーン〝アッパレ しずおか元気旅〟、浜松・浜名湖エリアの拠点に、自宅のような居心地あふれる〝global cabin 浜松〟はいかがだろうか」
本来の〝宣伝部長〟らしいコメントで締めくくるのであった。(え! 知らなかったの? 本職はドーミーインの宣伝部長なんだぜ〜)

東京ドーム…横浜中華街…

ふむ…使えるぞコイツ…

 おしまい。

■ドーミーイン・global cabin 浜松についてはこちら!

https://www.hotespa.net/hotels/gc_hamamatsu/

■ドーミーイン・global cabin 横浜中華街についてはこちら!

https://www.hotespa.net/hotels/gc_yokohama/

著者名:

あるときは、部活の用務員。あるときは、さすらいのインタビュアー。またあるときは、文筆業。器用なことが、玉に瑕。甘いもん大好き。ものづくり萌え。あらら、もう書き切れません…。