ドーミーインめぐり

【実録】ドーミーいんこは見た!
〜New Typeのドーミーイン(前編)〜

 ドーミーいんこには、いま、気になっている場所があった。日本を象徴する山がある県。静岡だ。単純だった(単細胞じゃないぞ…)。富士山が力こぶを作っているようなマーク、それをひょんなことから見かけたからだ。

 その印象に残ったマークとは…。

 静岡デスティネーションキャンペーン〝アッパレ しずおか元気旅〟

 デスティネーションキャンペーンとは、JRグループ各社と地方自治体、地元観光事業者が共同で実施する大型キャンペーン。静岡は今年度の第1弾となっていて、このマークはプロモーション活動のシンボルになっている、というわけだ。

「まんまと乗せられたワケか…。まぁ、いいだろう」
 強がるドーミーいんこだったが、いてもたってもいられず、静岡方面へと出掛けた。降り立ったのは、浜松。
「なぜ、浜松なのかって? 野暮なことを聞くな。行ったことがなかったからだ」

 浜松は楽器の街、自動車やオートバイの街。家康ゆかりの浜松城、浜松餃子、浜松まつり、浜名湖のウナギ、いろいろあるのに、なぜか、ドーミーいんこには未踏の地。
「う、うるさい! だから今回来たではないか」
 観光案内はまかせるとして。ドーミーいんこはそう思い、今宵の宿へと向かった。

「どうせドーミーインだって思ってるだろ」
 親愛なる読者の皆さんにそう毒づくドーミーいんこ。しかし、言葉の裏には確固たる自信がみなぎっていた。
「その先入観、良い意味で裏切れるぞ!」

 どーみーいんこは浜松駅から徒歩8分ほどにある商業ビル〝ザザシティ浜松中央館〟の前に立っていた。このビルのワンフロアに〝ドーミーイン・global cabin 浜松〟が入っているのだ。「どや! でもまぁ、このくらいで驚いてもらっちゃ困るけどな」 初めて来たクセに自信満々なドーミーいんこ。

 エレベーターで3階まで上がったドーミーいんこ。ガラスドアのエントランス、その先、右手にフロントがあり、左手にはゆったりしたラウンジが広がっていた。「お〜、こんな広いラウンジ、他のドーミーインじゃ見たことがないなぁ」

 それもそのはず。ここはドーミーインのニューモデル、global chabinの中でも最も新しい。チェックインを済ませて部屋に向かったドーミーいんこは、またまた新たな発見をした。

「10数室ずつドアで仕切られたブロックに分けられていて、その中に入ると通路の両側に部屋、キャビンがあるのかぁ」「それぞれの入口はアコーディオンカーテンで、2段ベッドの上下が互い違いに並び、そのどちらかに寝るイメージかぁ」「中にはデスクもちゃんとあるので、ベッドに潜り込む感じのカプセルホテルとは明らかに違うぞ」 いつになく饒舌なドーミーいんこ。実際にひと晩過ごしてみて、さらに驚きを隠せなくなるのであった。

「読者の皆さんを良い意味で裏切るつもりだったが、まず自分が裏切られたワケだ。あはは」 

後編に、つづく。

浜松といえば…ギョーザだ。

■global cabinについてはこちら!
https://www.hotespa.net/dormyinn/brand/globalcabin/

■ドーミーイン・global cabin浜松についてはこちら!
https://www.hotespa.net/hotels/gc_hamamatsu/

著者名:

あるときは、部活の用務員。あるときは、さすらいのインタビュアー。またあるときは、文筆業。器用なことが、玉に瑕。甘いもん大好き。ものづくり萌え。あらら、もう書き切れません…。