先月7/28、
栃木県にあるツインリンクもてぎというサーキットで行われた
真夏の12時間耐久レースを観戦して来ました。
『idlers Games 12Hours Endurance Race Twinring MOTEGI』
この私達の誇りであるエンブレムをサーキットへ連れ出してくれたレースカーは、
チーム Stile(スティーレ)さんのALFA ROMEO MiToです。
私達5人のDOMINISTAも、当日はチームのサポーターとして、ピットからレースを見守らせていただきました。
朝8時にスタートし、チェッカーフラッグが振られるのは20時。今日、その様子をこのブログでお伝えしたいと思ったのは、
日常生活とはまったく縁がないと思っていた自動車の耐久レースって、
「DOMINISTAの仕事と同じなんだ…」
と思ったからです。
私達が見た、この耐久レースは、
1周4.8kmのコースを、12時間という長い時間、
極端に言うと1分単位で練り上げていく、まったく気を抜けない戦い。
目標を決め、
全体の計画を作り、その計画をどんどん細分化して作戦を練り、常に現在の状況に応じて、
その作戦と計画を修正・実行し続けること、
まさに12時間を綿密な作戦で切り取っていくことでした。
私達が驚いた耐久レースの醍醐味、面白さを少しでも知っていただきたい!
この日、
車の種別によって3クラスが設定されていて、
総合優勝したチームは、
12時間で266周(トータル1,276km)を完走しました。
約20秒遅れでゴールした2位のチームは、262周。
その差は4周、距離にすると、わずか約19kmです。
19kmの差がどれだけ「わずか」かというと、
時速100kmで走っても、約11分。
ドライバー交替・給油2回分の時間しか差がないんです。
1,200kmというと東京と大阪を往復するぐらいの距離。
今回、チームStileの基本作戦は、
3つ。
(ほんとにおおまかに)
1)ピット回数(給油回数)を減らすために、燃費を分刻みで計算。
ライバルと比較しながら、最高時速と1周あたりのラップタイムを常にコントロール
2)ドライバー4名の特性を生かしたシフトづくりと実行。
そしてこの日もっとも重要となった判断はこの3つ目。
3)タイヤ選択。
レース当日朝、昨夜から続く雨。一般的な天気予報では午後からは上がるとのこと。通常なら、雨用のレインタイヤで走り、天気を見ながらドライタイヤに交換。事実、多くのチームがこの選択をしていました。
もうひとつの選択肢は、
雨が早くあがると予想し、最初からドライタイヤで走る…
タイヤ交換の場合も、ルール上、
ピットでエンジン停車後5分後からの作業になるので、
大幅なタイムロスにつながります。
そして…
さまざまな気象情報を収集し、空模様、
ドライバーのスキルを鑑みて、
レース開始直前、スティーレの総合監督であるタカナシさんが採用したのは、
「最初からドライタイヤで走る」という選択でした。
もちろん雨にドライタイヤで走るということは、
それだけドライビング技術が必要になります。
そのために、ドライバーのシフトも変更。
全体を260周超えと想定して、
序盤、中盤、後半の流れを組み立てました。
目標を立て、
半分の折返し地点を予想し、
さらにそこにいたる計画を作り、
毎日変わる状況に応じて、
どんどん作戦を調整していく。
最初から大きな賭けに出るのではなく、
可能な限りの情報を集めて、正しく分析する。
チームスタッフの方からの説明を受け、
まさに仕事、ひいては人生そのものにも通じると思った瞬間でした。
さぁ、そんなレースが間もなく始まります。
レース開始30分前。
参加88台が
スターティンググリッドに並びます。
今回は、ローリングスタートと呼ばれる方式。
シグナルが青になって、先導車について全車が走り出し、
1周回った段階で、一気に加速してスタートします。
我らがドーミーいんこも
チームStileの応援に駆けつけます。
Stileは車のチューニングファクトリーで、
その代表であり、今回のメインドライバーも務める
アゲさん。
最初のドライバーは、
プロドライバーとしても活躍するトビオさん。
路面が濡れている状況でも、ドライタイヤで車を速く走らせることができると
タカナシ監督が判断できた最大のキーマンです。
時刻は7時52分。
コースはレースカーだけになり、
ピットではチームのタカナシ総合監督をはじめ、クルー全員が見守ります。
そしていよいよ12時間の戦いが始まるシグナルが灯り…
3分前。
1分前。
15秒前。
スタート!
レースの模様は次回!
真夏の12時間耐久レースは、まさにドーミーインの一年分の戦いだった?!~後編~
先月7/28、
栃木県にあるツインリンクもてぎというサーキットで行われた
真夏の12時間耐久レースを観戦して来ました。
『idlers Games 12Hours Endurance Race Twinring MOTEGI』
この私達の誇りであるエンブレムをサーキットへ連れ出してくれたレースカーは、
チーム Stile(スティーレ)さんのALFA ROMEO MiToです。
私達5人のDOMINISTAも、当日はチームのサポーターとして、ピットからレースを見守らせていただきました。
朝8時にスタートし、チェッカーフラッグが振られるのは20時。今日、その様子をこのブログでお伝えしたいと思ったのは、
日常生活とはまったく縁がないと思っていた自動車の耐久レースって、
「DOMINISTAの仕事と同じなんだ…」
と思ったからです。
私達が見た、この耐久レースは、
1周4.8kmのコースを、12時間という長い時間、
極端に言うと1分単位で練り上げていく、まったく気を抜けない戦い。
目標を決め、
全体の計画を作り、その計画をどんどん細分化して作戦を練り、常に現在の状況に応じて、
その作戦と計画を修正・実行し続けること、
まさに12時間を綿密な作戦で切り取っていくことでした。
私達が驚いた耐久レースの醍醐味、面白さを少しでも知っていただきたい!
この日、
車の種別によって3クラスが設定されていて、
総合優勝したチームは、
12時間で266周(トータル1,276km)を完走しました。
約20秒遅れでゴールした2位のチームは、262周。
その差は4周、距離にすると、わずか約19kmです。
19kmの差がどれだけ「わずか」かというと、
時速100kmで走っても、約11分。
ドライバー交替・給油2回分の時間しか差がないんです。
1,200kmというと東京と大阪を往復するぐらいの距離。
今回、チームStileの基本作戦は、
3つ。
(ほんとにおおまかに)
1)ピット回数(給油回数)を減らすために、燃費を分刻みで計算。
ライバルと比較しながら、最高時速と1周あたりのラップタイムを常にコントロール
2)ドライバー4名の特性を生かしたシフトづくりと実行。
そしてこの日もっとも重要となった判断はこの3つ目。
3)タイヤ選択。
レース当日朝、昨夜から続く雨。一般的な天気予報では午後からは上がるとのこと。通常なら、雨用のレインタイヤで走り、天気を見ながらドライタイヤに交換。事実、多くのチームがこの選択をしていました。
もうひとつの選択肢は、
雨が早くあがると予想し、最初からドライタイヤで走る…
タイヤ交換の場合も、ルール上、
ピットでエンジン停車後5分後からの作業になるので、
大幅なタイムロスにつながります。
そして…
さまざまな気象情報を収集し、空模様、
ドライバーのスキルを鑑みて、
レース開始直前、スティーレの総合監督であるタカナシさんが採用したのは、
「最初からドライタイヤで走る」という選択でした。
もちろん雨にドライタイヤで走るということは、
それだけドライビング技術が必要になります。
そのために、ドライバーのシフトも変更。
全体を260周超えと想定して、
序盤、中盤、後半の流れを組み立てました。
目標を立て、
半分の折返し地点を予想し、
さらにそこにいたる計画を作り、
毎日変わる状況に応じて、
どんどん作戦を調整していく。
最初から大きな賭けに出るのではなく、
可能な限りの情報を集めて、正しく分析する。
チームスタッフの方からの説明を受け、
まさに仕事、ひいては人生そのものにも通じると思った瞬間でした。
さぁ、そんなレースが間もなく始まります。
レース開始30分前。
参加88台が
スターティンググリッドに並びます。
今回は、ローリングスタートと呼ばれる方式。
シグナルが青になって、先導車について全車が走り出し、
1周回った段階で、一気に加速してスタートします。
我らがドーミーいんこも
チームStileの応援に駆けつけます。
Stileは車のチューニングファクトリーで、
その代表であり、今回のメインドライバーも務める
アゲさん。
最初のドライバーは、
プロドライバーとしても活躍するトビオさん。
路面が濡れている状況でも、ドライタイヤで車を速く走らせることができると
タカナシ監督が判断できた最大のキーマンです。
時刻は7時52分。
コースはレースカーだけになり、
ピットではチームのタカナシ総合監督をはじめ、クルー全員が見守ります。
そしていよいよ12時間の戦いが始まるシグナルが灯り…
3分前。
1分前。
15秒前。
スタート!
レースの模様は次回!
真夏の12時間耐久レースは、まさにドーミーインの一年分の戦いだった?!~後編~
DOMINISTYLEの活動を楽しんでいただくために、様々な活動を行っています。サウナビギナーで、最近、ウィスキングに興味津々。