イベント

第12回
ご当地!絶品うまいもん甲子園
決勝
〜DOMINISTAの目線〜
<前編>

いつもドーミーイン・御宿 野乃・共立リゾートをご利用いただき誠にありがとうございます。
2024 年1月1日に発生した能登半島地震にて被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

・・・

“ 食を通じて農林漁業の大切さを伝え、
高校生の夢を応援し、
地域を盛り上げ日本を元気にする ”

一般社団法人 全国食の甲子園協会様が主催、
2023年4月の応募開始から始まったこの企画は、
『ご当地食材を活かした、【SDGs】×地元の看板メニュー開発!』がテーマ。

第12回を数える今回、全国79校から304チームの応募があり、
7つのエリアに別れ、その選抜大会を勝ち抜いた8チームと、
応援投票で選ばれた1チーム、合わせて全9チームが、
応募開始から7ヶ月の月日を経て昨年11/26(日)、
東京で決勝に臨みました。

★北海道東北エリア代表
青森県立弘前実業高等学校様
『津軽☆めっ鱈キッシュ』

★関東甲信越エリア代表
群馬県立勢多農林高等学校様
『群馬のお好そば焼き』

★東海北陸エリア代表
三重県立相可高等学校様
『キッシュDEシカジカ』

★静岡県代表
城南静岡高等学校様
『梅ぇお茶碗蒸し』

★近畿エリア代表
福知山淑徳高等学校様
『新米農家のおからー麺』

★中国四国エリア代表
岡山県立興陽高等学様
『う米!!ポテサラロール』

★九州エリア代表
神村学園高等部様
『うんまか!酒粕饂飩』

★沖縄県代表
沖縄県立沖縄工業高等学校様
『カレ沖そば』

★応援投票代表
和歌山県立神島高等学校様
『梅と鯛とガパオライス』

    ↑関係者用大会資料より。

このうち、
北海道東北エリア、関東甲信越エリア、沖縄県の選抜大会では、
ドーミーイン、共立リゾートの料理人が会場で審査員を務め、
後日、そのエリアの優勝校を訪問し、
この決勝に向けて準備をサポートさせていただきました。

さて、そんな決勝大会、
審査内容は、
・試食(味、独自性、完成度)
・プレゼン(事前作成の3分以内の動画、当日の1分以内のPR)
です。

8名の審査員の結果を集計し、
優勝1校、準優勝3校、特別賞1校が決まります。

各チーム、引率の先生と一緒に9時過ぎに会場に入り、
10:30から開会式。
11:20から、9チームが10分おきに調理を開始。
持ち時間30分で料理、
その後配膳をし、
順に、プレゼン会場でPR、試食を行っていきます。
そして、審査集計ののち、
15時から結果発表…。

ほぼすべてのチームが前日から宿泊し、
緊張が続く長い1日。
結果は公式ホームページやメディア等でご存知の方もいらっしゃると思いますが、
今日はDOMINISTAの目線でご紹介してまいります。

ちなみにこの日、
取材スタッフ3名に加え、
共立ホテルズの食を支えるプロが2名、
会場に伺いました。

右:東京の「御宿 野乃浅草」のレストランから川満料飲総支配人。
左:株式会社共立メンテナンスのフーズ部門を担当する百瀬取締役。

川満料飲総支配人は、関東甲信越エリア大会で審査員を務め、
その優勝校である群馬県立勢多農林高等学校様にも訪問し、
この日の決勝に向けてサポート。
「アドバイスするにも、自分で作ってみないとわからないので」ということで、
学校様訪問前に、生徒の方が使っているのと同じワッフルメーカーを私用で購入し、何度か試作をするほどの真面目な料理人です。
「関わった人すべてが思い入れがある大会。その一人のファンとして見学に来ました。とはいえ、やっぱり自分が関わった学校さまは、つい気になっちゃいます。
実は、北海道東北エリア大会、沖縄県大会で審査員を務めた仲間のDOMINISTAも、この決勝のyoutube生中継を、仕事場で見ています(笑」

そして百瀬取締役は、多くのスタッフと一緒に、ドーミーインの朝食を支える総本山の責任者。
全国90棟を超えるドーミーインのメニューはもちろん、それぞれのご当地逸品料理を作り上げてきました。ドーミーインだけではなく、共立メンテナンスが運営する500棟以上の学生寮、社会人寮の食の守護神です。
「協賛企業の1社として、メンバーと一緒にお客さまの食を作ってきたチームの代表として、表彰時にプレゼンをさせていただくのですが、何より、“未来の仲間”を応援したくて参りました。ほんとに楽しみです」

さて、そんなDOMINISTAが見守る中、
当日の朝、くじびきで決まった順番で
調理が始まりました。

大会運営の皆さま、
協賛企業からお越しになった方々、
マスコミ各社さま…
大勢の大人がいる中での調理。
生徒の皆さんも緊張しているとはいえ、
お互いに声掛けし、
調理が進むに連れて、どんどん元気になっていく姿を見ているだけで刺激的です。
調理の様子は審査には含まれませんが、DOMINISTAとしては、
この情景に高校生の皆さんのポテンシャルを感じています。



序盤のチームが調理を始める頃、
控室におられたのは、
沖縄県大会で優勝した沖縄県立沖縄工業高等学校のチームメンバー。
「くじで一番最後を引いちゃいました…!」
「最初のほうが良かったかな…」
「いや、最後のほうが印象に残るからいいかも…」
「学校に来ていただいたシェフのアドバイスをいろいろ取り入れたんですけど、
 欲張りすぎて時間が足りなくなりそうで心配…」
「ここまで来たらやるしかない!いっぱい準備したんだから!」
「今日の夜は東京で食べ歩きしたい!」
なんていいつつ、
「あ〜、待ち時間が長い分だけ緊張する…」

自分たちで緊張をほぐそうと冗談を交えるあたり、
まさにすべての学校の生徒さんの気持ちを代弁しておられるように感じました。
(沖縄県大会に伺った身として、“あの時の笑顔で頑張って!”と心の中で念じつつ…)

再び、調理場。
タイミングを見計らって、調理中に声掛けをしたのですが、
何がすごいかって、
みなさん調理をしながら答えてくださるし、
カメラ向けたら反応してくださるし、
その寛容さと包容力、本番力には恐れ入るばかり。

順番に料理が出来上がり、プレゼンへ。




DOMINISTAが応援に伺った3チームも、
順に調理スタート。


<北海道東北エリア代表>
青森県立弘前実業高等学校様


<関東甲信越エリア代表>
群馬県立勢多農林高等学校様

そしていよいよ一番最後の調理となったのは、こちら。


<沖縄県代表>
沖縄県立沖縄工業高等学校様

「“冷たいものは冷たく、温かいものは温かく”。来ていただいたシェフに教えていただいたこの言葉とアドバイスで、スープカレーのスープをポットに入れ、試食直前に注ぎ入れるようにしました。ほかにも盛り付けや、味変のためのアチャール(お漬物)の味付けも調整。丼も、“やちむん(沖縄の陶器)をもっと意識しましょう”ということで、新たに探してきました。あとは緊張している生徒達が、どれだけ落ち着いてできるか、でしょうか…」と、金城先生。

ほかのチームがすべて調理を終える中、
最後の盛り付けを行い、配膳。
いよいよプレゼン会場へ。

会場で、審査員の皆さまの前で、スープを丼に注ぎいれ…

動画、そしてリアルのプレゼン。

14:00
すべてを出し切り、
落ち着かないテンションで控室へ。




14:45
いよいよ結果発表。

★続きは、明日の後編へ…


著者名:

DOMINISTYLEの活動を楽しんでいただくために、様々な活動を行っています。サウナビギナーで、最近、ウィスキングに興味津々。