風呂

サウナの“サ窓”から
〜箱根小涌谷温泉 水の音〜
<後編>

(本記事の内容は、共立リゾートのメルマガで6月に配信したものを一部、変更しています)


こんにちは。
ファンファン隊員です。
昨夜は、水月の庄でしっかりサウナに入ってととのいました。

そして、柄にもなく、部屋に花を飾ってみたりして(無料サービス!)、
ゆっくり休ませていただきました(夜中の撮影で25時には一回起きましたけど…)

今日は『箱根小涌谷温泉 水の音』の後編です。
シャワーホース一本一本を丁寧に拭き上げる清掃スタッフさんを思い出しながら、ご紹介していきます。

「水花の庄」は、建物のB1Fに位置しています。
といっても建物自体が勾配地にあるので、
真の地下ではないんです。

レイアウトはこんな感じ。

前回ご紹介した、「水月の庄」と同じく、
時間帯によって男女入替えなので、
1回の滞在で、2棟合わせると、全部で4つの大浴場、
そして3つの露天風呂も加えると、
なんと、7つのお風呂が楽しめるのです。
しかも源泉は箱根十七湯のうちの二湯!

「笹の湯」「花の湯」
源泉:小涌谷温泉
泉質:ナトリウム・塩化物温泉

こちらにはサウナはないのですが、
お化粧直しした「水月の庄」と趣も異なり、
雰囲気としては長期滞在の湯治場のようで、
瞑想しながら湯に浸かる…そんな落ち着きを感じます。


♨ 笹の湯 ♨

まずは「笹の湯」。内湯の昼と夜の景色。↓

年季が入っているとはいえ、
清掃スタッフさんの気持ちが込もっているからでしょうか、
伝統ある湯治場の雰囲気です。

休憩用のベンチも木製で、温かみある佇まい。

露天風呂。
手すりから下を覗くと…

水の流れが…。庭園を流れる小川の上に、露天風呂があったんですね…。


♨ 花の湯 ♨

こちらは内湯。↓

源泉である小涌谷温泉がとつとつと流れ出ています。

そして灯りを挟んで向かい側に…

4つの寝湯。
 
共立リゾートのいろんな湯宿には、
「瞑想の湯」と名を冠する湯船がたくさんありますが、
湯気具合や、照明の具合、木の年季など、
ここがその名に相応しいんじゃないかと思ってしまいました。
実際、ここの寝湯と内湯を行き来しているだけで、
頭と気持ちがとても整理された感覚です。

露天の岩風呂。↓

苔むした岩を見ながらの露天風呂は、最高です。

見上げればここにも蒼。

虫の声、小川のせせらぎを聞きながら、ほのかな灯りで入る夜の露天もまた格別…。

お風呂を出ようとしたら、こんなの見つけました。

サウナの“サ窓”から、といいつつ、
もう温泉テーマパークのような『水の音』、
お風呂紹介はまだまだ終わりません。

緑深い庭園に点在する貸切風呂はこちら。



せっかくなので、この貸し切り風呂に導いてくれる庭園の様子も御覧ください。

写真いっぱいでご紹介してきました、
『箱根小涌谷温泉 水の音』。
実は、お客様はもちろん、オープン以来、
スタッフさんも大好きな場所がこちらだそうです。

正面玄関入ったところのロビーから見える景色…

リピーターのお客様、スタッフさんそれぞれにある「お気に入りの椅子」があるそう…

私も実は今回、お気に入りを見つけて座っていたら…

少し前にお風呂でお見かけした女性の清掃スタッフさんが、今度はロビーを清掃されていたんです。


大浴場の次は、ロビーもですか?

「そうなんです。ここは広いから、いっぱいやる場所があって、
体力が持たないですね〜。歳だから〜(笑)」

いやいや、動きとか見てると、まったく年齢不明です!
なんて、いつものように話しかけていたら…

「昨日、男性の清掃の人にいろいろ質問されてたでしょう?
シャワーを洗っていたあの人、私の主人なんです(笑。
家に帰ったら、“いろいろ聞かれちゃった”と話してました」

シャワーホースの拭き上げ清掃がとても丁寧で、感動してたんです。

「あ〜、とても真面目で細かくて、
私が見てても “ すごいな ” って思うことあります。
ここの清掃スタッフは三島(車で1時間弱)など、
みな遠くに住んでいて、会社(清掃会社さん)の車でいろんなエリアを回りながら、
スタッフをピックアップして通ってるんです。
主人はその運転もやってて、一番最初に会社を出て、一番最後に会社に車で帰るんですね。
ここ水の音の清掃の仕事が終って、車が出発する時間まで30分くらいあっても、
主人だけはずっとなんか仕事見つけてやってるんですよね〜。
ま、性格なんでしょうけど、私もその姿勢は尊敬してるんです。
仕事のときだけは(笑。

実は私達、箱根地区で、共立メンテナンスさんのお世話になって
もう15年くらい。『雪月花』ができた時くらいから。
このコロナ禍で大変だった時も、いろいろお仕事させていただいてました。
なんかありがたくって。
そういえば、私達が掃除したお風呂、全部入れました?
無理でしょ?いっぱいあるから。
だからもう一回、いや、もっともっと帰ってこなくちゃいけないんですよ!
お待ちしてますから〜!(笑」



なんでしょうね、この素敵なお話…。
尊敬し合う方々がキレイにしてくださる湯宿。
私の心もすっかりキレイにしていただきました。

帰りの箱根の緑は、さらに美しく見えました。

お風呂の数も雰囲気も、
そしてスタッフさんも、
1泊では物足りない温泉テーマパーク、
ぜひ箱根の名湯に、そして人と人との繋がりに癒やされに訪れてみてはいかがでしょうか。


『箱根小涌谷温泉 水の音』
公式サイトはこちら
https://www.hotespa.net/hotels/mizunoto/



著者名:

DOMINISTYLEの活動を楽しんでいただくために、様々な活動を行っています。サウナビギナーで、最近、ウィスキングに興味津々。